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2020/3の情報発信ブログのブログ

吉田公園フォトギャラリー

コロナウィルスの蔓延、オリンピック・パラリンピックの延期と、暗い話題が続く

昨今ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

ワークステーション取材班の砂富欽です。同僚の写真担当、Z氏とこの欄の記事に

ついて意見を出し合った際、共通したのはこのような時期だからこそ、美しい風景を

見ていただきたい、ということでした。この時季は桜が咲き始めるため、できれば桜を

見ていただきたかったのですが、残念ながら、この欄にも度々登場している駿府城公園は

今日(3月25日)現在で、まだ蕾が膨らみかけている状態で、満開まであと1週間ほど

かかりそうです。そこで、今回は吉田公園(静岡県榛原郡吉田町)(はいばらぐん

よしだちょう)のチューリップを見ていただくことにしました。

 

静岡県の駿河湾は、東の伊豆半島と西から東側に張り出した半島に囲まれた湾です。

この半島の先端部が御前崎市(おまえざきし)、吉田公園はそこから海岸線沿いに

北上した大井川の河口にあります。

秋はコスモス、春はチューリップが咲く町民憩いの公園です。

弊社の最寄りの薬局はエムハート薬局みのり店です。

今回は言葉は不要のようです。お楽しみください。

皆様が毎日健康でお元気に過ごされるよう、願っております。

ワークステーション静岡

写真:Z   文:砂富欽

第七の栄養素 ファイトケミカル

みなさんは「ファイトケミカル」という言葉をご存知ですか。

強い抗酸化作用で体を守る第七の栄養素で、抗がん作用やアンチエイジング作用があり、近年注目されています。

このファイトケミカルは色素成分で分類すると食材を5色のグループに分けることができます。

今回は色とりどりの食材を分類しながらこの「ファイトケミカル」について学んでいきたいと思います。

 

〇ファイトケミカルとは?

【phyto=植物】+【chemical=化学成分】で、

「植物が自らつくり出す機能性成分」のことです。

植物は土に根を張ったらそこから移動できません。そんな与えられた環境で強い紫外線にも極寒の風雪にも耐えしのぎ、種を残し次の世代へつないでいく過程で、植物自身が身を守るためにつくり出した成分です。

人の生命維持にかならずしも必要な栄養素ではありませんが、健康的な体を維持するために必須の第七の栄養素として位置づけられています。

三大栄養素→たんぱく質・脂質・糖質

大栄養素→+ビタミンミネラル

大栄養素→+食物繊維

大栄養素→+ファイトケミカル

 

〇ファイトケミカルの主な効果

最近よく耳にする「抗酸化作用」が強いということが大きな特徴です。

抗酸化作用とは、ガンや動脈硬化の原因となる活性酸素が増殖するのを抑制する働きです。

血行を良くしたり目の健康を維持したり、抗酸化作用がもたらす恩恵は様々です。

ファイトケミカルの効果をまとめると以下のようになります。

・抗酸化作用 ・抗ガン作用 ・生活習慣病予防

・アンチエイジング作用 ・デトックス作用

また色素で分類すると「赤・緑・黄・白・茶」の5色に分類でき、大まかな効果もそれぞれ異なるので、食材を選ぶ際の手掛かりになります。5色の食材をバランスよくとることが理想です。

食材は基本的に色が濃いほど栄養価が高い傾向にあるので、色の濃淡にも注目して選びましょう。

 

それではここからは5色の食品群をご紹介していきたいと思います。

 

赤(紫)色食材~美容とアンチエイジングに!

赤色や紫色をした食材は強い抗酸化作用をもつものが多く、健康と美容をサポートしてくれます。

(代表的なファイトケミカル)

 

リコピン・・・老化や生活習慣病予防に効果があり、美肌効果も期待できます。

→トマト・スイカなど

 

 

カプサンチン・・・動脈硬化予防や抗ガン作用があります。

→パプリカ・トウガラシなど

 

 

アントシアニン・・・眼精疲労の回復、肥満予防やアンチエイジングに効果があります。

→ブルーベリー・ナス・ブドウなど

(赤色食材の豆知識)

☆パプリカ・・・栄養価はピーマンとほぼ同じですが、赤いパプリカにはカプサンチンが含まれているのでガンや動脈硬化の予防も期待できます

☆ブドウ・・抗酸化作用をもつポリフェノールが豊富で、アンチエイジング効果が高いです。また脳のエネルギーになるブドウ糖も多く含むので、速効性の疲労回復効果もあります。

 

緑色食材~ガンや生活習慣病の予防に

強力な抗酸化作用でガンや生活習慣病予防効果があります。

(代表的なファイトケミカル)

クロロフィル(葉緑素)・・・植物内で光合成を行うと鮮やかな緑色になります。抗ガン作用やコレステロールのコントロール、貧血予防の効果もあります。

→ホウレンソウ・オリーブなど

 

 

β‐カロテン・・・ほとんどの緑色野菜に含まれ、体内でビタミンAに変換されて抗酸化作用を発揮します。アンチエイジング・心臓病予防・眼精疲労回復に効果があります。

→小松菜・モロヘイヤなど

 

 

ルテイン・・・緑色の濃い野菜に含まれ、眼病予防や生活習慣病予防が期待できます。

→アボカド・ブロッコリーなど

 

 

(緑色食材の豆知識)

☆オリーブ・・・クロロフィルの解毒作用で肌荒れ予防やダイエット効果もあります

☆アスパラガス・・・動脈硬化予防だけでなく、脳細胞の酸化を防ぐ作用もあるため認知症も予防します

 

 

☆アボカド・・・果肉の20%以上を占める脂質にはオレイン酸やリノール酸といった不飽和脂肪酸が内包されているため、動脈硬化も予防してくれます

☆オクラ・・・ネバネバ成分のムチンを含み、胃や腸の粘膜を保護してくれます

 

 

 

☆キウイ・・・ポリフェノールたっぷりで高い抗酸化作用があり、生活習慣病や肌荒れが気になる人に特におススメです

 

 

 

☆キャベツ・・・ガンを抑制するアリルイソチオシアネートが含まれており、ビタミンKやビタミンCも豊富で、骨や胃を強くしてくれます

 

 

 

☆ニラ・・・葉先にはβ‐カロテンや三大抗酸化ビタミン(A・C・E)を備えアンチエイジングにも効果があります。根元にはアリシンを含み、免疫力を高めたり血行を促進する効果があります。

 

 

 

☆ブロッコリー・・・ビタミンC含有量は野菜No.1で、100g中のビタミンCで1日の必要量をまかなえます

 

黄(オレンジ)色食材~体の中から美しく!

目の健康から美肌効果まで、女性に嬉しい栄養素が多く含まれています。

(代表的なファイトケミカル)

β‐カロテン・・・アンチエイジング、心臓病予防、眼精疲労回復に効果があります

→カボチャ・ニンジンなど

 

β‐クリプトキサンチン・・・皮膚細胞にも多く存在していて、摂取することでヒアルロン酸量を増やして美肌を維持できます。ほかに生活習慣病予防や抗ガン作用もあります

→ミカン・カキなど

 

 

ゼアキサンチン・・・ルテインに近い能力をもつ栄養素で、視力低下予防や動脈硬化予防に効果があります

→トウモロコシ

 

 

(黄色食材の豆知識)

☆カキ・・・ビタミンCはみかんの約2倍で美肌効果も高いです。カキの渋みのもとタンニンはアルコールを分解し、利尿作用の高いカリウムも豊富なので、二日酔い防止によいです。

 

☆ナシ・・・強力な抗酸化作用をもつポリフェノールがガンを予防します。アンチエイジング効果もあります。

 

 

 

☆バナナ・・・栄養価が高く、ファイトケミカルの各種ポリフェノールを備えた優れた栄養補給食材です

 

 

 

☆マンゴー・・・ポリフェノール、ビタミンC・Eも豊富で、ガンや糖尿病予防、美肌効果があります

 

 

 

☆ユズ・・・ユズに含まれるリモネンは爽やかな香りのもとで、ストレスを緩和し脳の働きを活性化します

 

 

☆レモン・・・ビタミンC含有量はあらゆる食材の中でもトップクラスで、このビタミンCの働きをポリフェノールがサポートし、生活習慣病予防や老化予防効果があります

 

 

白色食材~風邪を予防し疲労回復

風邪予防や疲労回復など、体を身近なトラブルから守る栄養素が多いです。

(代表的なファイトケミカル)

イソフラボン・・・ポリフェノールの一種で女性ホルモンと似た作用があり、更年期症状の緩和、乳ガン予防、美肌効果があります

→ダイズなど

 

 

硫化アリル・・・強い殺菌作用はもちろん、ビタミンB1の吸収を助けて疲労回復に貢献し、糖質の代謝も助けます。効用は風邪予防、疲労回復、血栓予防です。

→ニンニク・ラッキョウなど

 

 

スルフォラファン・・・抗ガン作用や解毒作用に役立つ栄養素として近年注目されています

→スプラウト

 

 

(白色食材の豆知識)

☆エノキタケ・・・キノコ類に多いファイトケミカル「β‐グルカン」が免疫力を高め、ガンや風邪、感染症、花粉症などのアレルギー予防にも効果的です

 

 

 

☆エリンギ・・・エリンギに含まれる食物繊維はキノコ類の中でもトップクラスで、腸内環境を整えダイエットの強い味方です

 

 

 

 

☆カブ・・・根にも葉にも栄養がたっぷりです。ダイコンやハクサイにも含まれる辛み成分のアリルイソチオシアネートが血栓を予防します

 

 

☆カリフラワー・・・ビタミンCがキャベツの2倍で美肌効果があります。アリルイソチオシアネートは強い殺菌作用でガンや食中毒を予防します

 

 

 

 

茶(黒)色食材~肥満や老化を予防する

ダイエットや免疫力向上に作用する食材が多いです。

(代表的なファイトケミカル)

β‐グルカン・・・腸内の免疫細胞に働きかける食物繊維の一種で、免疫力アップ、抗ガン作用、腸内環境の改善に役立ちます

→シイタケ・マイタケ・キクラゲなど

クロロゲン酸・・・コレステロール値の上昇を抑制し、老化防止や抗ガン作用もあります

→ジャガイモなど

 

 

 

セサミン・・・抗酸化作用がとても強く、老化防止や生活習慣病予防に効果的です

→ゴマなど

 

 

(茶色食材の豆知識)

☆ゴマ・・・強力な抗酸化作用の力で肝機能を強化したり、動脈硬化を予防する働きがあります。黒ゴマには鉄やカルシウムが豊富で、むきゴマより皮つきの方が栄養価が高いです。食物繊維も豊富です。

 

☆クリ・・・渋皮にはタンニンが含まれ、ガンや動脈硬化予防、コレステロール値の上昇を抑制します

 

 

 

☆ゴボウ・・・不溶性と水溶性の2種類の食物繊維が含まれます。水溶性のイヌリンは血糖値の上昇を抑え、不溶性のリグニンは腸内環境を整えます。

 

☆コンニャク・・・グルコマンナン(食物繊維の一種)が含まれ、腸内環境の改善や糖尿病など生活習慣病予防に効果的です

 

☆シイタケ・・・独自の成分「エリタデニン」は動脈硬化や高血圧の予防に役立ちます

☆タマネギ・・・タマネギの皮にはケルセチン(ポリフェノールの一種)が含まれ、強い抗酸化作用をもち血管を丈夫にして血液をサラサラにしてくれる上、悪玉コレステロールを減らして脂肪の吸収を抑える力があります

 

 

 

(参考文献:星野春香監修『色と食材の食事術』)

 

野菜や果物の鮮やかな色素には「植物のチカラ」が詰まっているのですね。

おおまかな色と栄養効果の関係をイメージとしてもっておいていただければ、日々の食材選びに役立つと思います。

色どり豊かでバランスのとれた食生活を楽しんでいただけたらと思います。

 

ワークステーション静岡 T

たばこの健康被害(後編)

前回のたばこの健康被害(前編)の続きです。

 

自分で禁煙を行う場合のポイント

 

①禁煙の開始日を決める

禁煙開始日前後にストレスがかかる行事がないことを確認する。

禁煙を始めた日から2~3日の間にストレスがかかることがあると高い確率で

失敗しますので、休暇期間を活用すると良いです。

 

②喫煙道具を片付ける

たばこやライター、灰皿などたばこを吸いたくなるようなものを整理します。

 

③周りの人に禁煙を宣言する。

周囲の人に禁煙宣言をし、再び喫煙しないように注意の目を向けて協力してもらいましょう。

 

④気持ちを整理する。

禁煙は他人に勧められて出来ることではないので、自分の意志で決意し、気持ちを整理して臨みましょう。

 

➄お酒の席にご用心

アルコールは禁煙しようとする気持ちを弱め、周りにたばこを吸う人がいると

吸いたくなるので禁煙を始めて最初の2週間は家の外での飲酒は控えると良いです。

➅覚悟しておくこと

禁煙を始めて2~3日の間は、ニコチンの禁断症状(生あくび、イライラ、

集中できない)が多くみられるので、自分に負けずに覚悟を決めて挑みましょう。

 

⑦妙な自信を持たないこと

禁煙を継続すると、「禁煙できる」という自信が出て、1本くらい吸っても

良いだろうという気持ちが出てきてしまいます。ここで吸ってしまうとそれ以降、

より禁煙が大変になってしまいます。妙な自信を持たずに禁煙を続けてください。

 

吸いたい時の対処法

 

①熱いお茶や冷たい水を飲む

目が覚めるほどの熱いお茶か冷たい水を少しずつ飲むと思いがけないほど効きます。

②深呼吸をする

イライラするときや仕事が一段落したときに、深呼吸が役立ちます。

 

③体操をする(体を動かす)

体を動かすとたばこを吸いたい欲求を抑えることが出来ます。

 

④歯磨きをする

食後に吸いたくなる時は歯磨きが良いです。

 

医療機関で禁煙を行う場合

 

自分で禁煙をしてもうまくいかない人は禁煙外来といって医師が禁煙のサポートをしてくれる制度があります。

すべての病院で行っているわけではありませんが、条件を満たせば、健康保険も使用できるのでやめたくてもやめられない人は一度相談してもいいのではないかと思われます。

 

禁煙外来について

 

治療期間:12週

費用:健康保険が利用できる場合は1万3千円から2万円

受診回数:5回程度

成功率:7から8割

 

治療法

①貼り薬(ニコチネルTTS)

ニコチネルTTSはニコチンを皮膚から吸収し禁断症状を抑える効果があります。

8週間貼り薬を使用(徐々に貼り薬のサイズを小さくする)して4週間休薬する

(貼るのをやめる)治療法です。

○メリット

貼るだけで使い方が簡単。

食欲を抑える効果があり禁煙後の体重増加の軽減ができる。

人に気づかれにくい

○デメリット

汗をよくかく人、スポーツをする人には剥がれてしまうので向いていない。

肌の弱い人に使いづらい。

 

②内服薬(チャンピックス)

チャンピックスはニコチンを含まない内服薬ですが、脳内でドパミンを放出する効果が

ある薬剤で禁断症状を抑える効果があります。治療法は12週連続して薬を飲み続け

ます。服薬量を徐々に増やしていきます。

○メリット

飲み薬で使い方が簡単。

禁断症状を抑えるだけでなく喫煙による満足感も減らせる

肌の弱い人でも使える。

貼り薬より禁煙効果は高い。

○デメリット

服薬中は車の運転を控える必要がある。

 

自分にとってどちらの治療法が最適か医師とよく相談して決めることをお勧めします。

 

最後にたばこは自分の健康にも良くないし、家族や他人に同様のリスクを与えてしまう

可能性もあります。禁煙は今からでも遅くはありませんので、喫煙者はぜひ禁煙に

チャレンジしてみましょう。

 

アイ薬局 堀川店 M

 

 

耳は鍛えられる!?

3月3日は「耳の日」で、耳の健康について考える日だそうです。

耳も身体のほかの部位と同じように年齢とともに機能は低下します。

そして身体を鍛えるのと同じように耳も鍛えることができるそうです。

まずは耳の状態をチェックしてみましょう。

以下の項目にあてはまるものはありますか。

・1日に1時間以上はヘッドホンやイヤホンを使っている

・会話を聞き返すことが多い

・人から「声が大きい」と言われる

・人から「会話の反応が鈍い(会話に間があいている)」と言われる

・病院などで名前を呼ばれても気づかないことがある

あてはまる方は耳が少し弱っているかもしれません。

ご紹介する耳のトレーニングを試していただくと耳が元気になり、いろいろと良い変化があるかもしれませんよ。

 

〇耳と脳の関係

音が聞こえる仕組みをおさえておきます。

音の振動は鼓膜で空気振動が骨伝導に変換され、さらに内耳と呼ばれる部分で神経細胞の刺激に置きかわります。その信号が側頭葉の聴覚野に達すると「音」として認識されます。

側頭葉は認知症の代表的疾患であるアルツハイマー病において病変が進行しやすい部位ですが、音を聞き分けるトレーニングをすると脳の可塑性が高まり認知機能を向上させることができます。

まとめると・・・

鼓膜と耳小骨:音を圧縮し大きくして内耳に伝える

内耳(蝸牛):振動を神経の信号に変える

音の大きさ→神経信号の大きさ

音の高さ→神経信号の種類

聴覚野:音色の知覚・音の方向感覚・意味の理解などを行う

ここで、内耳の電気信号変換の役目を担っているのが「有毛細胞」という感覚器細胞で、片耳で数万個の有毛細胞が横一列に並んで音の高低を分別して脳に伝えます。

 

〇耳を鍛えると期待できる7つのいいこと

老化防止

人は年をとるにつれて高音域の音が聞き取りづらくなり、これを耳の老化といいます。騒音などに長時間さらされることが最大の原因で、耳は目のように閉じられず、前述の有毛細胞が疲労してしまうためです。

聞きたくない音を無意識にシャットアウトして耳をあまり使わない場合も耳の老化を加速させます。音の一部しか知覚されないのでバランスが崩れ「耳のゆがみ」が生まれ、これは身体全体の老化にもつながります。

この「耳のゆがみ」に対しては、リラックスして心地良い音、好きな音楽を聞くことが効果的です。耳やまわりの筋肉がほどよくほぐれて、適度な聴覚刺激が脳に伝わります。

脳が活性化

聴覚刺激は、脳の聴皮質といった局在的な箇所だけでなく、網の目のように脳全体へ送られるので脳を活性化するのに有効です。集中力が高まり、記憶力が伸び、判断力が冴えます。

耳が遠くなると脳へ送られる聴覚刺激の量が減り、脳の動きも停滞し、認知症につながる可能性もあります。

これに対して、音を「積極的に聞く」ことが必要です。音の微妙な変化に耳をそばだてると積極的に音を脳に取り込むことになります。

身体が活性化

心身がいきいきと活動し、今持っている力が十分に発揮される状態になるには、「高音域の音を心地よく聞く力」と「音から視覚的なイメージを変換する力」が有効です。

高音域の音(とくに自然音)は、脳の奥の部位に働きかけ強く作用するため、脳全体が活性化し身体も運動しはじめます。

また聴覚刺激は五感全体に作用し、たとえば昔聞いた懐かしい音を聞けば、そのときに見た風景や匂い、ときには味覚までもが思い出されます。

よって、高音域が多く含まれる音源や視覚風景をイメージさせる環境音を聞くと脳が活性化し、身体全体の活力が高まります。

コミュニケーション力向上

コミュニケーション力には「情報伝達するための会話力」と「しゃべることそのものが楽しくなるような会話力」の2つがあります。

前者は会議や伝言など、意味を正確に伝える能力で、後者は井戸端会議や茶飲み話など、正確な意味伝達よりも話すこと自体に価値がある語らいです。

どちらも互いの会話の響きや、周辺にある音をすばやく察知すれば、会話のキャッチボールがさらに円滑になります。

そうした音に敏感になる耳をつくりあげることがコミュニケーション力を向上させることにつながります。

危険回避/安全確保

野生動物にとって、耳は目よりも早く敵の気配を感じ、距離や方角まで瞬時に判断できる器官です。耳を鍛えるとこの「音の方向感覚」がよくなり、事故が起こる前に迫る危険情報を耳で逃さずキャッチすることができます。

 

音楽鑑賞力向上

「音の分離力」がつくと、各楽器の音を独立させて聞くことができワンランク上の音楽鑑賞が可能になります。

また「音の追跡力」がつくと、メロディ・音の強弱・速さ・音色の移り変わりを聞きとれるようになります。

このように「聞きたい音に耳の焦点を合わせる」ことができると音楽を全体⇔個別で捉えられるようになり、たとえばヴァイオリンパートを瞬時に聞き分けて、すぐあとに一歩引いて曲全体を客観的に聞くなどの聞き方ができます。

 

創作意欲が湧く

音には創作意欲を高める力があります。

人はこれまでの自分の経験を「記憶」という形で無意識の領域に貯蔵しています。また私たちは聞きたい音にだけ焦点を当てて生活していますが、その背景には多くの音が満ちあふれています。

意識外にある音の刺激が記憶や新たな発想を引き出すためのトリガー(要因)となることがあるのです。

 

〇耳のトレーニング

それでは、耳を鍛える音の聞き方について解説していきたいと思います。

日常生活にあふれる音や手元にある好きな音楽・音源等を使って試してみてください。

音を分離する

同時に存在する2つ以上の音をひとつずつ分けて聞いてみましょう。

これができれば音からより多くの情報が得られ、周囲の危険を回避しやすくなったり、脳の活性化が促進されたりします。

また、それぞれの音が「何の音か」を意識的に聞いたり、音の数を数えたりすることは集中力と記憶力アップにつながります。

音色を聞き取る

音色とは音の性質のことで、楽器や人の声など音を味わう能力がアップし、脳に多くの刺激を与えることができます。また、聴覚を言語感覚に結びつけて感じ取る(明るい音、クリアな音、乾いた音など)ことで、脳の感覚情報の処理が高まり、脳全体が活性化します。

音の大きさを感じる

静寂に気づくと周囲の音が急に大きくなったように感じられるのは、「前意識」というところが活性化され聴覚野の動きが活発になるからです。

また、微細な音の変化に耳をすませると、鼓膜の周辺にある耳小骨やそのまわりの骨筋の動きが活発になり、音の聞こえがスムーズになります。

音の高さを感じる

高めの音を聞くことは脳の活性化はもとより、老化による聴力低下を抑える働きがあります。

また低めの音は人に落ち着きと安らぎを与え、呼吸や心拍を整えてくれます。

音の広がりを感じる

音源と聞く人との位置で、音の方向や広がりの感覚は変わり、逆に音の響きから、音源の場所や空間の広さを予測できます。

音の向きや動きのある音、遠くの音を感じ取ることができるようになれば、脳の聴覚野と視覚野を結びつけられるので、すぐれた身体感覚も身につけることができます。

     

音の時間を感じる

短い音を敏感に知覚することによって注意力と集中力を鍛えることもできます。また「音と音のあいだの長さ」や「音のない空白の時間」を感じることは、音楽鑑賞力を高めることや会話の聞き取り力向上になります。

 

☆「耳がいい」とは?

自分が聞きたい音をすぐに聞き取ることができる状態のことで、遠くの音や小さな音にすぐに気づき、そこから「意味」や「背景」をすばやくつかみ取る能力のことです。

何気なしに音が「聞こえる」ことと、音を積極的に「聞き取る」ことは別の能力だといえます。

(聞こえているのに聞き取れない状態をAPD=聴覚情報処理障害といいます)

☆目と耳の不思議な関係

たとえば木々が風で揺れる「葉擦れの音」を音だけ聞いてもらうとほとんどの人が「嫌な音」と判断します。ところが音に映像を加えると「いい音」と評価するのです。

これは目からの刺激が音の印象を引っ張る現象で、「視聴覚の相互作用」と呼ばれています。

私たちは音を聞くとき、身体のほかの感覚を含めて総合的に捉えているのです。

逆に音楽を聞く場合は、音楽そのものが独自の世界を強力に表現しているので、「音のみ」で独立した世界観に誘う力があるのです。

(参考文献:小松正史・白澤卓二著・監修『1分で「聞こえ」が変わる耳トレ!』)

 

日常生活の中で耳にする生活の音や自然の中で感じる心地よい音は、耳にやさしいだけでなくその風景を思い描かせてくれます。私たちは耳だけでなく五感を使って聞いているのだなと実感します。

目に比べてあまり注目されない耳ですが、聴力の持つ身体への影響力、社会生活での貢献度は大きいものです。

時々耳をいたわって、そして鍛えていただけたらと思います。

 

ワークステーション静岡 T

たばこの健康被害(前編)

皆さん元気な生活を送っていますか?

 

今はコロナウィルスの影響で今後どうなっていくか不安な毎日を送っている人が多いと

思います。本当に早く収束して普段の生活に戻れると良いですね。

 

私の勤務している薬局は神奈川県秦野市にあります。

秦野市といってもわからない人も多いかもしれませんが、神奈川県の中西部にあり、

自然豊かな土地です。人口約16万人です。

秦野は昔、たばこの栽培が盛んで名産地でありました。現在たばこの栽培は行って

いませんが、葉たばこの耕作者の慰労のために、毎年「たばこ祭り」という

一大イベントを行っています。例年、9月の最終土曜日と日曜日の2日間に行われ

ますので、よろしければ来てみてください。

 

たばこについて少し触れたので、前編・後編の2回に分けて、たばこが体に与える

影響についてお伝えしていきたいと思います。

 

Ⅰ. たばこの健康被害

たばこの煙には有害物質(タール、ニコチン、一酸化炭素など)が含まれていて、

吸い込むことによって健康被害のリスクが高まります。

自分で吸う能動喫煙だけでなく、自分の意志とは関係なく吸ってしまう受動喫煙でも

同様に以下の健康被害が出る可能性が高まります。

①呼吸器疾患

②循環器疾患

③消化器疾患

④がん

これ以外にも妊娠合併症、免疫機能の低下、善玉コレステロールの減少、知的能力

の低下、寿命の短縮などが挙げられます。家庭内でたばこを吸う人がいると子供に

喘息症やアトピー、乳幼児突発死症候群のリスクを高めてしまいますし、妊娠している

人がいる場合は発育が遅れたり、出生体重が軽かったり、早産や妊娠合併症など

胎児が危険にさらされます。

 

たばこは体に良い影響を与えないので禁煙したいと思った方は多いと思います。

次に禁煙について少し話をしていきたいと思います。

 

Ⅱ. 禁煙について

たばこの健康被害について理解していただけたら、禁煙を行ってみようと考える人も

多いかと思います。それでも自分の意志だけでやめることができる人は多くありません。

原因にニコチン依存症があります。たばこでニコチンを摂取すると脳に多幸感・満足感・

快感を生むドパミンを発生させます。ドパミンの作用で「落ち着く」、

「ストレスがとれた」という感覚を覚えます。これが依存につながっていくのです。

このニコチン依存症で禁煙をしたくても自分で禁煙できる割合は1割くらいに

なってしまいます。

 

後編は禁煙を成功させるポイントをお伝えしていきます。

 

アイ薬局 堀川店 M