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2020/2の情報発信ブログのブログ

感染症対策の基本

今、毎日のニュースで最も注目するべきことは新型コロナウイルスの感染拡大についての情報ですが、みなさんは何か対策をされているでしょうか。

新型のウイルスということでまだわからないことも多く、不安になってしまいますが、必要以上に過敏になりすぎず、感染対策の基本を行うことが大切だといわれています。

そこで今回は、インフルエンザ等の予防・対策でも行われている「感染症対策の基本」をまとめてみたいと思います。

 

①新型コロナウイルス感染症とは?

過去にヒトで感染が確認されていなかった新種のコロナウイルスが原因と考えられる感染症です。

コロナウイルスとは、人や動物の間で広く感染症を引き起こすウイルスです。深刻な呼吸器疾患を引き起こすSARS(重症急性呼吸器症候群)やMERS(中東呼吸器症候群)もコロナウイルスによるものです。

コロナウイルスの感染方法は現時点では「飛沫感染」と「接触感染」の2つが考えられます。

〈飛沫感染〉

感染者のくしゃみや咳、唾などでウイルスが放出される

感染場所:学校や劇場、満員電車など

 

 

〈接触感染〉

感染者がウイルスのついた手で触れたものを触ってしまう

感染場所:電車やバスのつり革・ドアノブ・スイッチなど

 

人間には自分の目に見えないものを過度に恐れる傾向があるといわれます。そのため、目に見えないウイルス等の引き起こす感染症の流行時には、流行に関するさまざまな情報が人間の心理に影響し、大きな恐怖を与えることが想定されます。

今回の感染でも、感染者だけでなく感染者を抱える家族や感染者の出た地域全体が差別的な扱いを受けたり、風評被害にあったりしています。

一人一人の正確な情報の収集、冷静な判断で、地域や国全体でこの状況を乗り切っていけることを願います。

 

②企業における感染症対策

個人や組織の「行動変容」が感染対策の基礎だといいます。

行動変容とは、個人や組織の健康に関する意識のレベルを表すもので、たとえば平時から手洗い等の予防策を習慣化していくことです。

企業における感染症対策の目的は

1.従業員や顧客等を感染から守る

2.必要な事業を継続する

3.社会に貢献する

ことで、感染症の拡大に対して必要な3つの対策は以下のようなことです。

これらの対策は地域社会の取り組みにも応用できるものです。

(1)平時からの感染症対策

体調が悪い人が必ず会社を休めるようにすること、手洗いの習慣化(朝、出社後に必ず15秒間程度の流水での手洗いなど)で細菌やウイルスの企業内への持ち込みを防ぐことなどが挙げられます。

(2)協力し合う組織づくり

平時から協力し合うことが当然となっている組織では、感染拡大が起こった場合に仮に詳細な対応計画がなくても、柔軟な対応が期待できます。

(3)顔の見えるネットワークづくり

過去の感染症では、十分な検証を行わないまま大企業が行っている対策に追随してしまい、効果が不確かな過剰な対策が多くの企業で行われる例もありました。

同業他社や業界団体等で連携をとり、デマ等に惑わされることなく、正しい情報を集めて共有できるようなネットワークの構築が求められます。

 

③家族を守る感染症予防対策

(1)ワクチン接種(ワクチンがあれば)

例えばインフルエンザのワクチンには、感染した際に症状が重くなることを予防する効果があり、感染拡大となった場合にはその地域や集団の感染者を減らす効果も確認されています。

(2)手洗い

感染が拡大している状況では、電車・バスのつり革やドアノブ・蛇口等に触れる手にはウイルスが付着している可能性が高く、その手で自分の顔(目・鼻・口等)を触ることで接触感染してしまいます。

帰宅後はせっけんと流水による手洗い、洗った後は清潔なタオルかペーパータオルでよく拭き取りましょう。

 

①流水でぬらす

②せっけんでよく泡立て、手のひらを洗う

③手のひらで手の甲を洗う

 

 

指の間を包むように洗う

指先や爪を洗う

親指を洗う

 

 

手首を洗う

⑧流水で洗い流す

⑨ペーパータオル等でよく拭く

 

 

「手のひら、手の甲、指の間、指先と爪、親指、手首」の6か所、と覚えておきましょう。

(3)咳エチケット

咳やくしゃみの中に含まれるウイルスによる飛沫感染の予防に効果があります。家族の間でも「うつさない、うつらない」を心がけ、家庭内でも咳エチケットを徹底しましょう。

1.咳やくしゃみをする時は、ハンカチやティッシュで口と鼻を覆い、他人から顔をそむけ、2m以上離れましょう

2.咳やくしゃみが出る時はマスクをしましょう

3.使用したマスクやティッシュは、ふた付きのごみ箱に捨てましょう

4.咳やくしゃみをした後は、手を洗いましょう

 

(4)感染している人との交流を減らす

感染している人と出会う可能性をできるだけ減らします。ウイルスを含んだ咳やくしゃみの飛沫が届く距離は2m程度、人との距離をあけることができればかなりの確率で飛沫感染を防ぐことができます。

1.人との距離を2m以上あけましょう

2.不要不急の外出を避けましょう

3.人混みに近寄らないようにしましょう

4.満員の電車やバス等をできるだけ避け、時差出勤等を検討しましょう

 

 

(5)情報収集

感染症に関する情報は刻々と変化していますので、個人としても最新の情報を常に確認し、状況に合わせた対策をとっていくことが重要です。

 

☆不織布製マスクの特徴・使い方

・感染者が使用することで、ウイルスの拡散を防止できます。感染が疑われる時も咳エチケットとして使用するのが望ましいです。

・鼻・口・あごのまわりにすきまができないように装着します。

・マスクの表面にはウイルスが付着している可能性があるので、一度使用したものは廃棄し、マスクを外した後は手洗いを行いましょう。

 

 

④感染症拡大に対する家族の備え

〇食料品・日用品・医療品等の備蓄

感染症が拡大すると、生産や物流に影響が出て、小売店の在庫がなくなり、食料品・日用品等の入手が難しくなることが考えられます。また、報道等をきっかけに一斉に需要が高まり、入手しにくくなることもあります。

日頃から災害用備蓄も兼ねて事前準備を行い、報道等に惑わされず冷静に行動することが大切です。

感染を避けるためにもできるだけ買い物に行く頻度を少なくし、多くの感染者が集まると考えられる医療機関に通うことも控える必要があるかもしれません。

〇情報収集先・緊急連絡先の整理

家族を守るためには、正しい情報を収集し、デマ等に惑わされずに適切に行動をしていくことが非常に重要です。

厚生労働省や保健所等の信頼できる情報発信元を整理しておきましょう。

国内での感染が拡大した場合に備え、勤務先・子供の学校・かかりつけ病院等の緊急連絡先をリスト等で整理しておくと安心です。

〇休校・休園への対応

感染拡大に伴って多くの人が集まるために感染のリスクが高いと考えられる学校や保育園等の休校・休園の可能性があります。子どもを持つ家庭では、誰が子どもと一緒に家に残るか検討しておきましょう。感染拡大防止を目的として、時差通勤の実施や勤務時間の変更、在宅勤務等の対応が実施される場合もあるので確認しておきましょう。

〇持病のある方等の備え

多くの感染者が一斉に病院を訪れ、通常の診療体制が取れなくなる可能性があります。持病で通院している方は、感染対策を主治医と相談しておきましょう。また持病がある場合、感染時に重症化しやすい可能性もあるので、感染には特に注意しましょう。

 

⑤自分や家族が感染した時の対応

感染が確認され始めた「地域発生早期」までは、感染が疑われる場合には保健所等に設置される「帰国者・接触者相談センター」へまずは電話で問い合わせ、診療は指定の医療機関において行われます。

この段階では感染拡大を抑えることが重要であり、事前の連絡なしに一般の医療機関を受診するといった二次感染の恐れがある行動を避けましょう。指定された医療機関を受診する際にも、事前に問い合わせをするようにし、医療機関側が感染防止の対策をとれるようにしましょう。

感染が確認された場合は原則入院となり、患者と同居する家族等の感染の可能性が高い人についても外出の自粛等が要請されます。

いずれの段階においても周囲の人に感染を広げないように「受診時のマスク着用」「公共交通機関での移動を避ける」といった感染拡大防止に努めましょう。

☆感染した家族を看護するときの注意点(自宅療養となった場合)

・感染した家族はできるだけ他の家族とは別の個室で静養させましょう

・感染した家族にはマスクを着用させ、咳エチケットにも気をつけてもらいましょう

・看護の際にはマスクを着用し、看護の後には必ず手洗いやアルコールによる手指消毒を行いましょう

・感染した家族の使用した食器や衣類等は、通常の洗剤で洗浄して乾燥させましょう

・感染した家族が触れた机・ドアノブ・スイッチ・トイレ等は消毒しましょう

・感染した家族が使用したマスクやティッシュ等を処理する際には手袋を着用し、ビニール袋の口を閉じて廃棄しましょう

 

(参考文献:和田耕治監修『家族と企業を守る感染症対策ガイドブック』/ 内閣官房内閣広報室HP)

 

ある日突然広がり始めた新型コロナウイルス感染症、私たちの身近なところまで広がりつつあります。

恐がり過ぎずに正しい最新の情報を確認しながら、基本対策(手洗い、咳エチケットなど)を怠らずにのりきっていきましょう。

 

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健康フェア開催

イエローグリーン薬局かいせい店が主催し、健康フェアを開催しました。

日時:2020年1月26日(日)11時~14時

場所:市民交流センター UMECO 会議室101

参加人数:大人19名、子ども1名

参加スタッフ:薬剤師6名、事務5名

 

PRのために配ったチラシです。

【当日の様子】

会場は市民交流センターUMECOの会議室をお借りしました。

写真には写っていませんが、いろいろな団体や学生の方々が活動していてにぎわっていました。

 

事務さん渾身の宣伝アートです。五人分の似顔絵がポイントです。

 

小雨も降っていて寒いなか街頭でのチラシ配りも頑張ってくれました。

来場者にはイエローグリーン薬局のマスコットキャラクター「カプセル君」の巾着袋をプレゼントしました。

各ブースでセルフチェック(骨密度、肺、血管年齢、血圧、立ち上がる力、お薬相談)

お客様の対応の合間に糖分補給中。

ポッキー食べました。

多くの方々のサポートのおかげで無事に実施することができました。

ありがとうございました。

イエローグリーン薬局かいせい店一同

 

節分と日本のオニ

今日は節分です。

豆まき、福豆、恵方巻。

鬼を追い出して福を迎える行事です。

 

現在では「節分」といえば2月3日、立春の前日を指しますが、本来は季節の分かれ目はすべて「節分」―立夏、立秋、立冬の前日はみな節分です。

なぜ2月3日だけ残ったかというと、旧暦ではこの日が新しい年を前にした特別な日とされたからです。

 

節分行事のルーツは、奈良時代に中国から伝わった宮中行事「鬼やらい(追儺)の儀式」です。

陰陽師が祭文を読み上げ、方相氏(ほうそうし)という役人が四つ目の恐ろしい面をつけて疫鬼を追い払う役を演じました。盾を持ち矛を打ち鳴らして大きな声を上げました。

今も京都の平安神宮では平安時代の様式を再現してこの儀式が行われているそうです。

現在のように炒った大豆をまくようになったのは室町時代のことで、庶民に伝わったのは江戸時代といわれています。

 

〇節分の習わし

 

福豆」・・・節分の当日は日が暮れるまでの間に豆を炒り、夜になると豆まきに用い、その後「年とり豆」として自分の年と同じ、またはそれにひとつ加えた数だけ食べるおなじみの習わしです。一年の無病息災を祈るしきたりです。

 

 

 

福茶」・・・お年寄りのように自分の年齢ほどたくさんの豆を食べられない場合に、年の数の豆に熱いお茶を注いで飲みます。

食べるのと同じご利益があるといいますので、いつもと違う節分を味わいたい方はやってみてください。

 

恵方巻」・・・恵方(その年のおめでたいとされる方角)を向き、切っていない太巻き寿司を無言で丸かぶりします。

巻き寿司=福を巻きこむ

切らない=縁を切らない

寿司の具=七福神にちなんで七種類

という意味があります。起源は比較的新しく、愛知県とも大阪府ともいわれます。


やいかがし」・・・「焼き嗅がし」という意味で、焼いた鰯の頭を柊の枝にさしたものを、門や家の軒下につるして、魔除けのおまじないにします。

柊のトゲが鬼の目を刺し、鰯のにおいで鬼が入らないとされています。

『鰯の頭も信心から』(つまらないものでも、信心するとありがたく思えてくる)ということわざは、この風習から生まれました。

節分の日の夕食に焼いた鰯を食べるという慣習もあります。

 

〇「鬼」のイメージ

節分は「鬼は外、福は内」と唱えながら豆をまき鬼とともに疫を追い出すわけですが、みなさんの「鬼」のイメージはどんなものでしょうか。小さいころ読んだ昔話に出てくる鬼や、お寺で見かける邪鬼の像みたいなイメージでしょうか。

人々が昔から持っていた「鬼」のイメージは、牛の角と虎の牙を持ち、人を食べてしまう恐ろしい怪物です。

陰陽五行説の考え方から丑寅(北東)の鬼門(凶の方角)にいるとされていました。

ところが地域によっては鬼が福運をもたらす存在と考えられていて、ちょっと変わった節分を行う地域もあります。

それでは「オニ」の正体や語源を探りつつ、日本各地の一風変わった節分行事とオニの関係を見てみることにしましょう。

 

〇「オニ」の正体

①「鬼」ということばが初めて登場するのは3世紀の中国の書物『魏志倭人伝』で、邪馬台国の女王・卑弥呼について「鬼道によって人をまどわし国をおさめて」と紹介されています。ここでは「鬼」は「呪術的な行為を表したもの」と考えられます。

②『日本書紀』の欽明5年(544)の項には、「粛慎人(みしはせのひと)」という民族の説明の中で「鬼魅(おに)」「魅鬼(おに)」が登場します。ここでは「ただの人ではない、自分たちにとって外敵になる人」を指しているようです。

③同じく『日本書紀』の斉明天皇の葬儀の際の記述では、朝倉山の上に「鬼有て、大笠を着て、喪の儀を臨み視る」とあり、これは朝倉山の神様のことではないかといわれています。

④仏教が伝来してからは仏教のオニ(四天王に踏まれている邪鬼や地獄にいる獄卒たち)も加わりました。

 

ひとことで「鬼」といっても、いろいろな捉え方があり、時代を経て変遷してきたことがわかります。

〇「オニ」の語源

平安中期に確立した日本初の百科事典『和名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)』によると、「鬼の和名は『於爾(おに)』。ある説には、オニは物に隠れて形があらわれることを欲しないので俗に『隠(おん)』といい、それから『鬼(おに)』というようになった」ということです。

祭礼に登場するオニたちは、笠などで顔を隠したり異形の表現を取った仮面をつけていることが多く、まさにふだんは隠れていて節目の時にしか姿を見せない存在だと感じます。

また、「こわい、悪いオニ」が定着したのは平安時代以降の仏教説話の影響が大きいようです。人に悪さをして退治されるオニは「悪いことは仏教の力で解決できる」と伝えるための存在として描かれているようです。

 

〇日本各地の珍しい節分とオニ

 

青森県:岩木山に住むオニ(オオヒト)が村人のために用水路を作ったという「オオヒト伝説」があります。この周辺には鬼沢(地名)や鬼神社などオニに関わるモノが残っていて、オニは良い、やさしい存在として捉えられています。鬼神社のオニという文字には点がつかない(左図)のは「角がない」良いオニということを表しています。

鬼沢のみなさんは節分に豆をまかないそうです。

 

 

群馬県:群馬県藤岡市鬼石(おにし)では2月に「鬼恋節分祭」というイベントが開催されます。これは、地名にちなんで、節分で全国で追い出されたオニを迎え入れようと「オニは内、福も内」と言って豆まきをするという、オニにやさしいお祭りです。

 

 

 

 

神奈川県:平安時代の宮中で行われた鬼払いの儀式を「追儺式(ついなしき)」といい節分行事のルーツとなったことは前述しましたが、箱根神社の節分祭追儺式は芦ノ湖で行われます。追儺式で追われた赤オニ、青オニが湖に逃げ、水上スキーを行い、人々は船の上からも豆をまきオニを払います。最後には神主(役)まで湖に水上スキーで入り、湖を清めます。

(日本の水上スキーの始まりは昭和24年といわれています)

 

 

 

石川県:石川県輪島市や能登町に伝わる「アマメハギ」はオニの仮面をつけた来訪神です。アマメとは、囲炉裏の側に長い間座っているとできる火ダコのことで、長く座る=ダラダラする=なまけ者ということで、このアマメをはぎ、なまけ者に「早くはたらけ!!」とうながしにやってくるオニなのです。アマメハギは子どもたちが演じるもので、能登では節分に行われます。

 

 

(参考文献:新谷尚紀監修『12ヵ月のしきたり』/ 山崎敬子著『にっぽんオニ図鑑』)

 

同じ節分の行事でも各地それぞれ歴史や言い伝えを反映した違った形で行われていることは面白いですね。

また想像上の存在でありながら、現代でも私たちの生活に深く入り込んでいる「オニ」(恐いもののたとえに使ったり、若者言葉の“とても”として使われたり・・・)は、昔も今も変わらない人間の心を象徴しているようで興味深いです。

 

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