株式会社ミック

STORE BLOG
情報発信ブログのブログ

目の健康とアンチエイジング

年の瀬も近づきお仕事も大詰めを迎え、いつも以上に目を酷使してしまう方も多いことと思います。また年末年始はテレビやDVD鑑賞、ゲームなどに長時間熱中してしまうこともあるでしょう。

そこで今回は目の健康を考えるとともに、目の老化についても見ていきたいと思います。

 

〈目のしくみ〉

「水晶体」は近くのものを見るときは厚く、遠くのものを見るときには薄くなるレンズで、この水晶体の厚みを操作しているのが「毛様体筋」という筋肉です。

「見える」とは・・・カメラのレンズ(水晶体)を通してスクリーンの役目をする「網膜」に映し出された画像が「視神経」を通って脳に伝わり、映像を認知することです。

また「よく見える」とは・・・水晶体の柔軟性と毛様体筋の筋力が保たれ、水晶体の厚みを変化させピント調整ができている状態です。

 

 

○目には酸素と血流が大切です

・酸素が不足すると・・・目に傷がついたり感染症を起こしやすくなったりしますし、水晶体の弾力や毛様体筋の筋力が低下し、近視や老眼の原因となります。

・血流が滞ると・・・酸素が目に運ばれなくなってしまいます。

目のまわりの筋肉をほぐしスムーズな血流を促すことは視力回復の近道です。

 

〈目の老化と認知症〉

「老眼」とはレンズ機能の老化現象のことです。水晶体が硬化して毛様体の筋力が弱くなりピントが合いづらくなる状態です。

最近では20代でもかかる「スマホ老眼」という症状もあり、これはデジタル機器のモニターを近くで長時間見続けることによるストレス性障害です。

人に備わる五感の中でもっとも多くの情報を集めるのが視覚であり、目は脳の活性化に大きな役割を果たしています。そして視力の低下が認知症に深く関与していることがわかってきました。

 

○脳と視力の関係

 

 

 

眼球視力:目の網膜にものを映し、ピントを合わせる

脳内視力:視神経を通って情報を脳が映像化

 

 

 

上図のように「見る」とは目によって集められ映し出された光の像を、脳が蓄積データと照合しながら映像化することです。つまり目は、脳との連携なくして「見る」ことができないのです。

また目が顔の正面についているにもかかわらず「脳内視力」を担う場所は頭の一番後ろ側にあり、この長い道のりを一瞬でかけぬけながら、右目と左目の情報を合体させ、さらに多分野との接続や交換を行っているのです。

このことから視覚情報はいろいろな機能につながっていて、目を動かすと、感覚・記憶・感情など脳のさまざまな分野を刺激するということがわかります。

 

○脳を刺激する視覚トレーニング

見る力を鍛えて認知症を予防する視覚トレーニングをいくつかご紹介します。

・塗り絵やちぎり絵など、たくさんの色の中からひとつひとつ選び出し作品を完成させる

(洋服のコーディネートやメイクも効果あり)

・大勢の人と会い、一人でも多くの顔と名前を覚える

・新聞や本を読むときに上下逆、遠くから、斜めの角度からなど、いつもと違う見え方を工夫して読み取る

・自宅に季節の花を飾ったり、野草を見分けながら散策する

後半は目の健康に良い食べ物、生活習慣、生活環境について見ていきましょう。

 

〈目の健康と食べ物〉

○目にとってはドリップコーヒーよりインスタントコーヒー

→インスタントコーヒーは視神経や粘膜の健康をサポートするナイアシン(ビタミンB3)の含有量が多いためです。

○うどんより蕎麦を選びましょう

→蕎麦は毛細血管の弾力を高め強くする「ムチン」や角膜や網膜を守る「ビタミンB」が豊富です。

○食事による「酸化」「糖化」を減らすことを考えて食べ物を選びましょう

→「酸化」とは・・・体内に取り込んだ酸素の一部が活性酸素として細胞の老化を早めること。酸化を防ぐにはポリフェノールや乳酸菌などの抗酸化成分を積極的に摂取します。

→「糖化」とは・・・タンパク質と糖とが結びついて細胞を劣化させることで、肉の焦げや砂糖を煮詰めたカラメルなどが例として挙げられます。糖化の進行は白内障や加齢黄斑変性など目の病気や、動脈硬化のリスクを高めます。糖化を防ぐには糖化の少ない食品や組み合わせを選びます。

☆糖化しにくい食品選びの参考にGI値(グリセミック・インデックス)を用いましょう。

→GI値とは、食べ物が体内で糖に変わるスピードを表した指標です。ブドウ糖が糖に変わるスピードを100として各食品のスピードを相対的に表したもので、GI値の低中高で食品をおおまかに分類すると、以下のようになります。

「低」;野菜・きのこ類・海藻・卵

「中」;肉・魚介・豆類

「高」;穀類・酒・菓子

GI値の低い食品から食べましょう

前述のGI値の低い食品そのものを選ぶだけでなく、GI値の低い食品から食べることで血糖値の上昇を緩やかにすることができます。

○お茶は「緑茶」、お酒は「ワイン

→温かいお茶を飲むこと自体、血流を促進しストレスを癒してくれますが、ビタミンも摂取でき目を健やかに保つ上でも効果的です。

→赤ワインには高い抗酸化作用をもつポリフェノールが含まれ、がん細胞の増殖を抑える力、動脈硬化の改善作用、目の血管を拡張させる効果も報告されています。

   

○“アイフーズ・ピラミッド”を参考に、バランスの良い腹六分目の食事を心がけましょう。

 

 

 

 

上図は「目を生き生きと輝かせる成分を持ちながら全身の酸化と糖化も防ぐ食べ物」をまとめた“アイフーズ・ピラミッド”です

 

〈目の健康と生活習慣〉

まず、目に良くない生活習慣についてまとめてみます。

①目の酷使(パソコン・スマホ・テレビ・ゲームなどの長時間操作/ 手元の作業への長時間集中/ 頻度の高い洗眼・点眼/ 合わない眼鏡・コンタクト)

②環境(紫外線の浴びすぎ/ 目的に合わない照明/ エアコンによる乾燥/ 過度なストレス)

③偏食・過食(脂肪や糖の過剰摂取/  野菜不足/ 食べ過ぎ・欠食/ 多量飲酒)

④運動不足

⑤喫煙

 

○水道水で目を洗うと目を傷めます

塩素が角膜や結膜の上皮細胞だけでなく目を保護しているムチンという粘膜層を洗い流してしまいます。

洗眼液でも毎日のように使うとムチン層を壊してドライアイを引き起こします。

目に備わっている有能な洗浄・保護液である「涙」を大切にしましょう。

 

 

 

 

○まばたきをしないと目の機能は損なわれます

まばたきはまぶしい光から網膜を守り、まぶたの内側で作られた涙を眼表面に行きわたらせる働きがあります。

テレビやスマホに夢中になってしまったときは意識的にまばたきの回数を増やしたり、ゆっくり強めにまぶたを閉じて5秒数えたりしましょう。

 

涙は眼球を覆う粘膜を潤して栄養を届けたり、異物やウィルスをブロックしたり、粘膜の細かい損傷の修復を助けたり、と重要な働きをしています。

 

 

 

○目がつらいとき温める?それとも冷やす?

●疲れ目・ドライアイ・初期老眼・かすみ目

⇒温めます

左図のようにホットタオルを作り、目のまわりをじんわり温めれば、毛細血管の血流が促されて目に酸素と栄養が補われます。

目に必要な油脂を分泌するマイボーム腺につまった油が溶かされ、涙の質が低下するドライアイの状態も解消できます。

 

●充血・日焼け・アレルギー性の腫れ・かゆみ(一時的な緩和)

⇒冷やします

血管や筋肉を収縮させ元に戻ろうとする自己調整機能を回復させます。効果は一時的なので、習慣的に冷やすことはおすすめしません。

 

〈目の健康と生活環境〉

○部屋の照明は使い分けがポイント

照明の暗さが視力を低下させるというデータはなく、目を酷使する生活環境が原因と考えられます。

昼間の自然光がもっとも見えやすく、自然の摂理に準じた環境が目にも良いのですが、現代の生活ではなかなか実践できません。

そこで照明を工夫して、細かい作業をするときは部屋全体を明るくしてちらつきの少ないデスクライトを手元に追加する、家族だんらんを楽しむときは間接照明に切り替えるなどしましょう。

○液晶を見下ろして星空を見上げましょう

画面を目より高い位置にするとまぶたを大きく開いた状態で見続けることになってしまい、この緊張状態が目に負担をかけてしまいます。画面は軽く見下ろす高さにし、画面からの距離も30~40cm離して作業しましょう。

また、目が疲れたら夜空をぼーっと見上げたり、昼間はうっすら見える月や遠くの木々を見るようにしましょう。

 

(参考文献:日比野佐和子著『1日1分、2週間眼トレ』)

 

 

目と脳が連携してはじめて「見る」ことができると知ると、「目がよくなれば全身が若返る」という意味がよくわかります。老眼は生活習慣や食生活を見直すことで食い止めることができるそうです。

目の健康を考えた生活を心がけて若々しさをキープしていきましょう。

 

ワークステーション静岡 T