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夏風邪

令和元年の梅雨は長引いていますね。

静岡の梅雨明けは7/23前後と予測されている情報もありますが、梅雨が明ければ本格的に夏を迎えます。昨年は全国各地で記録的な猛暑日が続き、総務省が発表した資料では2018年6~9月中に熱中症で救急搬送された人数は92710人、前年同時期より43127人も増加した記録的な年になりました。

今年の夏の気温は平年並みと予測されている情報が多いですが、今年も熱中症対策は重要になります。ただし、冷やし過ぎも体に悪影響が出ます。

前ブログで熱中症対策の詳細が投稿されていますので、今回は夏風邪について投稿します。

 

【夏風邪】

医学的には「夏風邪」という言葉は存在せず、冬にかかる一般的な風邪に対して夏にかかるものを習慣的に「夏風邪」と呼んでいます。

夏風邪の症状は、風邪の症状(のどの痛み、咳、発熱、頭痛、鼻水)と下痢・腹痛等の胃腸系にくることがあります。前兆として、のどの違和感、痛みがあり、続いて寒気、だるさ、発熱の症状が出ることが多いようです。風邪の原因となるウイルスは200種以上もあると言われていますが、冬はコロナウイルス、インフルエンザウイルスが、夏は高温多湿環境で活動的になるアデノウイルス、エンテロウイルス等が原因となります。

【代表的な夏風邪】

①手足口病(原因菌:エンテロウイルス、コクサッキーウイルス等)

最初は微熱、食欲不振等の症状が出て、2日程経つと手・足・お尻等に赤い水泡が現れます。口内に水泡や口内炎が出来ることもあります。4歳以下、特に2歳以下の子供がかかりやすい夏風邪ですが、大人がかかることもあります。

有効な治療は無く、対症療法しかありません。

 

②ヘルパンギーナ(原因菌:コクサッキーウイルス)

6~7月の梅雨時期に流行ることが多く、4歳以下の子供がかかりやすい夏風邪ですが、大人がかかることもあります。突然の高熱(39℃以上)、のどの痛みがみられます。のどには赤い発疹がみられ、水泡や口内炎ができ、食事をするのもつらくなることがあります。1週間程度安静にしていれば症状が治まることが多いです。

有効な治療は無く、対症療法しかありません。

 

③プール熱(原因菌:アデノウイルス)

正式名称は「咽頭結膜炎」と言います。5歳以下の患者が6割を占める夏風邪です。高熱が1週間続き、充血やのどの痛み等を発症します。嘔吐や下痢等の胃腸症状が出ることもあります。プールで感染することが多く、感染力が強いため、数日間は学校を休む必要があります。アデノウイルス感染は子供に多い病気ですが、大人にもうつる可能性があります。

有効な治療は無く、対症療法しかありません。

【夏風邪対策】

エアコン等で室内と室外の気温差・湿度差が大きいと自律神経が乱れ、体温調節が出来なくなり、免疫力が低下し風邪を引きやすくなります。通常風邪は汗を出して治すと言われますが、夏風邪を引いた時は体を温めて汗を出すのは脱水症状に繋がるため決していいとは限りません。夏風邪の対策として水分補給は必須で、当薬局でも販売している塩分を含むスポーツドリンク・経口補水液が効果的です。

(家庭でできる予防対策)

・外出先から帰ってきたらすぐに手洗い・うがい

・十分な睡眠(体力・免疫力低下を防ぐ)

・室内をエアコンで適温適湿にする(26~28℃に設定、冷やし過ぎに注意)

26~28℃は目安で絶対的なものではありません。男女で体感温度は2℃差があるとも言われるため、人によっては寒く感じるかもしれません。自分の体調等により調節することが大切です。

・お腹にタオルケットをかける(腸の働きを低下させないため)

・栄養バランスのとれた食事、特にタンパク質とビタミンを多く摂る

タンパク質(肉、大豆等):のど・鼻の粘膜をつくるもとになり、また免疫細胞の機能低下を防ぎ抵抗力の強化に繋がる

ビタミンA・C・E:抗酸化作用により免疫機能の低下を防ぎ、更にビタミンAは粘膜保護機能を高める作用もある

ビタミンA(ウナギ、レバー、ニンジン、カボチャ等)

ビタミンC(果物、緑黄色野菜等)

ビタミンE(カボチャ、アーモンド、鮭等)

※ビタミンA・Eは脂溶性のため、炒め物等油を使って調理すると吸収率が高まります。

 

以上、夏風邪とその対策についてでした。

 

今年の夏も熱中症と風邪に気を付けて、対策をしっかりして乗り切りたいと思います。

 

静岡支店 O