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2019/5の情報発信ブログのブログ

ことばのくすり②~自然が教えてくれること

新緑の季節、みなさんは自然の中でゆっくり過ごす時間を楽しまれたでしょうか。

今回は自然にまつわる名言をご紹介しながら、心のストレッチをしてみたいと思います。

 

まずは道端の草花に目を向けてみましょう。

 

『「正しいクローバー」は三つ葉ですが、僕らは「へんなクローバー」のはずの四つ葉を

幸運の印として愛します。』  松浦弥太郎(作家・書籍商)

人間の世界では何にでも「正しいかたち」や「こうあるべき」というものがつきまといがちです。

だから、多様性を肯定してくれる言葉がやわらかく響くのかもしれません。

(植物の世界は多様性そのものです)

 

 

『いつか草が風に揺れるのを見て弱さを思った

今日 草が風に揺れるのを見て強さを知った』  星野富弘(詩人)

これは脊髄損傷後、口に筆をくわえて文や絵をかき続けていらっしゃる星野さんの言葉です。

ながめる人のこころもちによって植物たちの姿は様々なことを教えてくれます。

そのいつも変わらない、たくましい営みによって。

 

 

『堅い木は折れる。』 (日本の格言)

とても短い言葉ですが、含蓄のある言葉です。

日頃頑健な人が急に大病にかかってたおれたりする、という意味で使われます。

心も身体もポキッと折れないように、やわらかくしなやかにありたいものです。

 

 

『自分が弱いところでは戦わない。しかし、自分の強みが発揮できるところでは、しっかりと戦っている。要は、「どこで勝負するか」ということなのだ。』

稲垣栄洋(雑草学者)

雑草を専門に研究されている稲垣先生の言葉です。

雑草たちは生き残るために、他の草花が嫌がるような過酷な環境(乾燥地・高地・人に踏まれやすいところなど)をあえて選んで適応するのだそうです。

生きるためのエネルギーの使い方、「強さ」について考えさせられます。

 

 

『自然の春・夏・秋・冬は人の喜・怒・哀・楽に当る

もし自然の四季を楽しんでやすらぐなら心の四つの変化も同じように楽しめるだろう』

加島祥造(詩人・画家)

日本には四つの季節があります。その移り変わりに伴う楽しみも大変さも存分に味わっている日本人だからこそわかる言葉のように感じます。

季節を味わうように感情を味わう、そんなふうにとらえるとどの感情もわけへだてなく自然に受け入れられそうな気がします。

 

 

最後は、自然とともに生きるインディアンの言葉です。

 

『大地は人間のものではない。

人間こそが大地のものなのだ。』   族長シアトル(ネイティブ・アメリカン)

スケールの大きな言葉です。

環境を破壊して地球を困らせている私たちがまるでいたずらっこのように思えてきます。

こんな私たちでも他の植物や動物たちと同じように大地は受け入れてくれているのだなあというあたたかいきもちになります。

 

自然が教えてくれることに気づくためには、ちょっと立ち止まって小さな声に耳をすませる心の余裕が必要です。

いつもそこにあって、静かに力強く生きている生命に目を向けることができたら

「自然とともに生きる」という感覚が少しわかるのかもしれません。

 

ワークステーション静岡 T

 

 

 

 

 

 

「デジタルデトックス」をご存知ですか?

今やスマートフォンは便利すぎて片時も手放せない、という方も多いのではないでしょうか。

しかし一方で、スマホやインターネットに依存するあまり、視力の低下、肩こりや腰痛のほかに自律神経やメンタル面の不調(睡眠障害、食欲不振、意欲の低下、うつ状態など)まで訴える人が増加しているそうです。「ネット依存症」専門外来をおく病院まであるそうです。

特にSNS依存は「他者からの承認を頻繁に求めてしまう」という特徴があり、無意識のうちに周囲に自分を合わせようとする同調性が強い日本人にとって問題となりやすいようです。

上記のような症状がなくても、押し寄せてくる膨大なメールや情報の波に対して「ちょっと疲れたな」と感じている人たちに必要なものが「デジタルデトックス」です。

「デジタルデトックス」とは、ネットやスマホから少し距離を置いて、ネットやスマホに「使われる」のではなく「使いたいときに使う」ことができる関係を取り戻そう、ということです。

そうはいっても、依存しやすい環境にあることを理解した上で上手に付き合えば、ネットもスマホも大変便利であるので、まずはメリットとデメリットを簡単にまとめてみます。

〈ネットを使うメリット〉

・知りたいことをすぐに検索できる

・見たい動画をいつでも見ることができる

・オンライン上にいる人とすぐに連絡をとることができる

・リアルタイムの出来事をいち早く知ることができる

・多くの人の反応を知ることができる

〈ネットを使うデメリット〉

・次々と関連情報が表示され、際限なく見てしまう

・メッセージが入るため、集中が途切れてしまう

・姿勢が悪くなり目が疲れる

・人からどう思われているか気にしすぎてしまう傾向を強めることがある

 

これらを踏まえて、デジタルデトックスの具体例を「スマホ編」「行動・習慣編」にわけてご紹介したいと思います。

 

〈スマホ編〉

○スマホをズボンのポケットに入れないようにする

→ちょっとした空き時間につい手が伸びてしまうので、電話に気づけるが必要なとき以外は触りにくい場所に入れておく

○スマホのアラームで起きるのをやめる

→一日がスマホを触ることでスタートすることをやめるため、目覚まし時計を使って起きる

○スマホよりも魅力的な趣味を作る

→時間のやりくりをしようとすることでスマホの利用時間が減る

○スマホ禁止の食事会・飲み会を開く

→スマホを手放すことでコミュニケーションに集中できる

○SNSアプリを1つやめてみる

→使うものと使わないものをはっきりさせて、アカウントを整理するだけで利用時間を抑えられる

 

〈行動・習慣編〉

ネットを通して行っていたことをほかの行動に置き換えてみる。

・SNSでやりとりしている人に実際に会いにいく

・SNSやネットゲームの時間を身体を動かす時間にしてみる

・レビューや口コミを見ずにふらりと見知らぬレストランに入ってみる

オフラインならではの楽しみを発見することができるかもしれません。

 

アナログメディアに接する習慣をとり入れてみる。

ネットニュースでは自分が欲しい情報や似た傾向の記事に偏りがちですが、

紙の新聞に目を通すと、ネットには出ていない地域の話題や、小さいけれど興味深い記事に出会うことができます。

また、ネットに慣れると長い文章を読むのが億劫になり、「行間を読む」想像力が弱くなったと感じている人もいるといいます。「情報摂取」ではなく「読書体験」の楽しみを忘れてしまうのはもったいないと思います。

 

ネット環境を離れて学んだり仕事をしたりしてみる

検索すればすぐ答えが出てくる世界に浸っていると、長い時間をかけて五感で感じて学び、身に付けていく感覚が鈍っていくものです。

人の心に残ったり、自分の中に残っていくリアルなものに出会いたい、と感じて行動する人が最近増えてきているようです。

スマホで音楽を聞いたり道を検索したりしないで「ただ街を歩いてみる」だけでも、新たな店や風景を発見できたり、パソコンの前で座っているよりもひらめきや思考の流れが能動的になるのではないでしょうか。

 

意識的にオフラインの時間をもつ

ネット・スマホを家に置いて、情報や他人の評価から自由になり休日を過ごす「デジタルホリデー」を楽しむ人もいるようです。

(参考文献:米田智彦著『デジタルデトックスのすすめ』/ Tarzan 2019年2月14日号『スマホ依存要注意!デジタルデトックスを上手に取り入れよう。』)

 

ネットやスマホに接していると、知らず知らずのうちに大量の情報にさらされて脳がかなり疲労しているのだといいます。自覚症状がある方もそうでない方も、オンライン・オフラインをうまく使い分けてバランスのとれた快適な生活を送っていただきたいと思います。

 

ワークステーション静岡 T

 

 

 

名古屋北支店をちょっとだけ紹介!

愛知県一宮市にあるエムハート薬局定水寺店

最寄駅は西へ約5km、東へ約4kmと少し不便な所にあります・・・

周りはこんな感じで

のどか!!この時期はレンゲ草がきれいですね。

こののどかな中にある薬局の中がこちら!

OTCもギュッと置いてあります。お勧めは服用ゼリーですかね。

キッズスペースも完備。たまに処方箋出なくても遊びに来てくれる患者さんもいます。

こじんまりしてますね。でも大体毎日待合室は患者さんでいっぱいになります。

そして調剤室の中で今回特にご紹介したいのがこちら!

自動散薬分包機ミニディメロくん!最近見る機会増えましたかね?

入力された粉薬をボタン1つで作ってくれるという優れものです!

他にも複数の軟膏を素早く混ぜてくれる練太郎くんがあったりと機械化の波が来てます。

患者さんの待ち時間の短縮に繋がったり、とてもきれいな混合ができます。

このようにどんどん対物業務が機械化されていく中で薬の知識だけでなく、

対人業務の方も少しずつスキルアップして取り残されないようにしたいですね!

 

日々精進です!

 

名古屋北支店 N

 

“バランス”が大事!~新型栄養失調

長い連休も終わり、新生活が軌道にのってきたころだと思います。

みなさん、体調や気分に変化はありませんか?

最近カゼをひきやすい、注意力が不足している、ゆううつな気分が続いている・・・という方は、もしかしたら「新型栄養失調」が原因かもしれません。

今回は現代日本の食生活の問題点でもある「新型栄養失調」を見ていきたいと思います。

 

「新型栄養失調」とは、摂取カロリーは足りているのに栄養が不足し心身の調子をくずすことです。

これには私たちの食生活のスタイルが大きく関わっています。

年代別に問題点を探っていきたいと思います。

 

○高齢者の食生活

    

高齢者はやわらかいもの、さっぱりしたもので食事を済ませがちであり、肉や魚をほとんど摂らないという方もいるようです。また、買い物に出ることが辛かったり料理をしなくなったりして、食事も偏りがちです。

タンパク質を中心に全体的に栄養が不足しがちです。

 

○若い女性の食生活

      

食事制限やダイエットのために1日をとおしてスムージーや野菜サラダのみ、という方もいるようです。

タンパク質とミネラルが不足しがちです。

 

○30~50代の男性の食生活

    

忙しい仕事の合間にコンビニのおにぎりのみ、単品の丼物など、手軽にカロリーを摂れる食事に偏りがちです。

野菜不足で、ビタミン・ミネラルが不足しがちです。

 

それでは、このような食生活をふまえて、日本人に特に不足している栄養素について見ていきましょう。

○タンパク質

筋肉・臓器・免疫細胞・赤血球中のヘモグロビンなどをつくる材料です。

不足すると感染症や貧血などが起こります。

いろいろな種類の肉や魚、卵、豆類などを食べるようにすることが大切です。

 

○ミネラル(特にカルシウム、マグネシウム)

カルシウムは骨を作り、マグネシウムはブドウ糖からエネルギーを作るのに必要であり、どちらも日々の活動を支える栄養素です。

マグネシウムは玄米に多く含まれていて、日本人の主食の変化により不足するようになったようです。

カルシウム不足は骨粗しょう症、マグネシウム不足は狭心症や心筋梗塞のリスクを高めるといわれています。

どちらも魚や野菜、果物、豆類に多く含まれます。

 

○ビタミン(特にビタミンA、ビタミンB1)

ビタミンAは視覚の正常化、皮膚粘膜の健康維持に働きます。

緑黄色野菜や豚・鶏のレバーに含まれます。

ビタミンB1は炭水化物をエネルギーに変えるのに必要であり、脳や神経の機能維持の働きもあります。

豚肉や大豆、玄米などに含まれます。

 

最後に、新型栄養失調の対策をまとめてみます。

キーワードは「バランス」です。

・なるべく1日3食、炭水化物だけでなくタンパク質、野菜、フルーツも意識して食べるようにしましょう。主食・主菜・副菜をセットにした定食は理想的です。

・バランスよく栄養をとるために

「多様な食品」・・・たとえば肉・魚は種類によって含まれるタンパク質や油脂の性質が異なるので、いろいろな肉・魚を食べることが大切です。また、動物性食品と植物性食品もバランスよく食べることが大切です。

「多様な調理方法」・・・たとえば生、炒める、煮るなどの方法によって栄養素の吸収率が高まったり、反対に失われたりします。いろいろな調理方法の料理を食べ、バランスをとりましょう。

「手作りと外食・加工食品を組み合わせる」・・・手間と費用も考えながら加工食品やサプリメントなども上手に活用して、バランスのよい食生活を作っていきましょう。

(参考文献『プレジデント 2016年9月12日号』『Mart 2016年4月号』/ 参考HP『OMRON Vol.171 新型栄養失調って何?』)

 

食生活を変えることはなかなか大変ですが、栄養不足によって体の不調だけでなく心の不調も引き起こされることが知られてきています。

自分に足りない栄養素を意識して補うことが大切です。

また、ついつい同じものを食べてしまいがちですが、少し冒険をして楽しみながら多様な食べ物に挑戦してみることは健康にも良いといえそうです。

 

ワークステーション静岡 T

 

 

 

 

 

新元号に親しむ

いよいよ元号が改まり、新しい時代が始まりました。

新しい元号の背景をご紹介しつつ、来たる時代に希望や決意を新たにしていただけたらと思います。

これは「令和」の篆書体(てんしょたい)です。

「令」は「清く美しい」、「和」は「かどだたない」という意味をもち、個人的には美しい月を連想しました。

英語では「Beautiful  Hermony」、「美しい調和」と紹介されています。

 

それでは元号の典拠となった万葉集と、引用部分の作者といわれている大伴旅人という人物について見ていきましょう。

 

万葉集は飛鳥時代から奈良時代までの百三十年間の歌、およそ4500首が収められた日本最古の歌集です。

雑歌(儀礼、行幸、旅、宴会など)、相聞(恋愛や友情)、挽歌(葬送、哀悼)など広いジャンルの歌が収められており、当時の人々の気持ちや生活が感じ取れる貴重な歌集です。

原文を声に出して読み万葉ことばの響きを楽しんだり、歌に描かれた土地を訪ねる旅を楽しむ人も増えているそうです。

 

典拠引用部分の作者といわれている大伴旅人は、風流でしみじみとした気持ちになるような歌を多く残した奈良時代の歌人で、多くの作品は60歳近い晩年に作られました。

当時「遠(とお)の朝廷(みかど)」とも歌われた大宰府の長官として赴任した旅人は、そこで多くの歌を作りました。

旅人は、万葉集編纂に深く関わった大伴家持の父であり、貧窮問答歌で有名な山上憶良の友人であり、上司でした。

「令和」の文字が出てくる文章は、旅人が開いた宴席において「見事に咲いた梅の花を詠みましょう」と列席の人々に呼びかけるものの一部です。

『時に初春の月にして、気は淑(よ)くして風ぐ。

梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮(はい)後の香を薫らす。』

(時は初春の正月で、あたりの気配は清々しく風は和らいでいる。

梅は鏡の前の白粉を思わせて咲き、蘭は匂い袋の香のように薫っている。)

 

この宴席で旅人が詠んだ歌がこれです。

『我が園に梅の花散る久方の天より雪の流れ来るかも  主人』

(私のこの園に梅の花が散っている、それとも空から雪が降ってくるのかしら)

 

旅人の人柄を知ることができる歌をいくつかご紹介します。

 

『験(しるし)なき物思はずに一杯(ひとつき)のにごれる酒を飲むべくあるらし』

(考えても仕方のないことをくよくよと考えているくらいなら一杯のにごり酒でも飲んでいる方がましというものだよ)

 

旅人はお酒を愛した歌人としても有名です。

「酒を讃(ほ)むる歌十三首」というものも残っています。

 

『沫雪(あわゆき)のほどろほどろに降り敷けば平城(なら)の京(みやこ)し思ほゆるかも』

(淡雪がところどころに降り続くと平城の京が思われることよ)

 

筑紫の地で詠んだ歌です。九州は暖かいため雪がまだらにしか降らず、そのたびに都の奈良の地に降る雪が思い出されるなあという歌です。

 

これらの歌を読んでいると、武門の人でありながら、新しい時代の教養にみちた詩心のある親しみやすい歌を詠む人物だったということがうかがえます。

(参考文献:根本浩著『ジュニアのための万葉集③平城の京』 中西進編『大伴旅人 人と作品』)

 

新元号の背景にある万葉の歌の世界、いかがだったでしょうか。

「令和」という元号を使うとき、新しい時代を見つめつつも自然や周囲の人々を慈しみ素直に表現していた大伴旅人のことを時々思い出してみてください。

私たちそれぞれが新しい時代に良いイメージを描いて、希望をもって生きていけたらよいなと思います。

 

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