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八十八夜と新茶

静岡県はまさに今、新茶シーズンを迎えようとしています。

茶摘の手遊び歌にもある八十八夜とは、立春から数えて八十八日目の日で5月2日頃に当たります。

八十八夜前後に芽吹いた新芽を摘んだお茶は「八十八夜茶」といい、一年の無病息災を願う不老長寿の縁起物。

この頃のお茶の成分が一番栄養豊富でうまみもたっぷりあり、茶葉も柔らかく良質なのです。

お茶の健康効果は昔からいわれており、「茶は養生の仙薬であり、人の寿命を延ばす妙術」と記されています。

お茶の健康機能成分は大きく分けて次の4つです。

・カテキン類:渋味・苦味成分で緑茶に多い。

抗酸化・抗がん作用、血圧・血糖の上昇抑制作用がある。

・アミノ酸類:うま味・甘味・酸味成分で、お茶特有の「テアニン」が50%以上を占める。抗ストレス作用あり。

・カフェイン:覚醒作用があり頭がすっきりする。

・ビタミン類:抗がん作用、老化抑制作用あり。

 

さてここからは、ここ静岡県とお茶の深いつながりについてご紹介したいと思います。

お茶の栽培面積および生産量の約40%を占める日本一の茶どころである静岡県。

その理由はお茶の栽培適地であることはもちろんですが、

世界へお茶を直接輸出するために貿易港化された清水港など、交通条件の良さや茶業関係者の努力によるものです。

上級茶の本山茶や川根茶、深蒸し茶や早出し茶、玉露など、各地で特徴あるお茶がつくられています。

 

静岡県ではお茶をより身近に感じてもらうために、5月の連休にお茶摘体験を開催したり、小学生がお茶の種類当てやいれ方実技を競うT(Tea)‐1グランプリなどのイベントも定着しています。

それでは、静岡市お茶のまちづくり宣言の中の

「家族や友だち、世界中の仲間にお茶の美味しい入れ方を伝えます」

という項目にならって、ひと手間かけて新茶をよりおいしくいれる方法をご紹介します。

 

①お湯のみにお湯を8分目まで入れてお湯を冷まします。

②お茶の葉を急須に入れます。(スプーン大さじ1杯が2人分の目安)

③しばらく置いて、お湯が70℃くらいまで冷めたら急須に注ぎ入れます。

④お湯を入れてから40~60秒ほど待ちます。

⑤お湯のみにお茶を注ぎます。少しずつ均等に注ぎ、最後の一滴まで注ぎきります。

 

最後に、晩年を駿府城で過ごされた家康公とお茶のエピソードをご紹介します。

家康公もお茶がお好きだったようで、標高1200mの冷涼な環境にお茶蔵を設け、献上された本山茶を名器の壺に詰めて保管されたそうです。そして、秋の頃に駿府城に運ばせ、味わい深い風味を楽しんだということです。

大切に育てられたお茶を、一年中大切に楽しまれていた様子がよくわかり、静岡とお茶を愛しておられたのだなあと感じるエピソードです。

 

静岡の歴史と人々の愛情が詰まったお茶(新茶)を機会があればぜひ味わってみてください。

(参考文献:和食文化国民会議 監修『和菓子と日本茶』 参考HP:「お茶のまち静岡市」)

 

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