前回の続きで、花粉症の治療法・予防法をみていきます。
花粉症の治療薬
①内服薬
内服薬には、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの原因となる
ヒスタミンを抑える成分が入っています。
鼻、目、のどなど全身の症状をやわらげます。
内服薬には、効きめが長く持続するように工夫された薬もあります。
②点鼻薬
鼻水、鼻づまりを速やかにとめることができます。
また、鼻の粘膜の充血や腫れを抑え、鼻のとおりをよくします。
点鼻薬は、眠気が出にくいメリットもあります。
③目薬
目のかゆみや充血を抑えます。
目薬も眠気は出にくいメリットがあります。
減感作(げんかんさ)療法
減感作(げんかんさ)療法とは、医師の診察により原因となる花粉(抗原)を突きとめ、その花粉の成分を皮下注射、あるいは舌下に滴下することで人為的に抗原にならしてしまおうとするもので、現在根治が期待できる唯一の治療法です。しかし、治療期間は通常3~5年もかかる上、すべての患者様に効果が期待できるわけではないデメリットがあります。
花粉症の予防法
①風の強い晴れた日は?
風の強い晴れた日は、外出を控えめに(とくに、昼前から午後3時頃までが花粉の飛ぶピーク。この時間帯だけでも、なるべく室内で過ごす。)
②顔の周りを守ろう
目・鼻・口から花粉の侵入を防ぐため、プロテクター付のメガネやゴーグル、マスク、スカーフ、帽子を着用するとよいです。
③洋服はここに注意
服は、花粉がつきにくい素材のものを選びましょう。
④髪型もワンポイント
髪をコンパクトにまとめ、花粉が髪につかないように、気をつけましょう。
⑤車の中も気を付ける
車の通風口に注意(花粉の侵入を防ぐために、通風口は閉じるようにしましょう。最近では、花粉対策用のフィルターが装備されている車も多いようです)。
⑥花粉は家に持ち込まない
家に入る前は玄関先で、衣服や髪、持ち物についた花粉をはらいましょう。
⑦うがい・手洗いも大切に
帰ったら、手・顔・目・鼻を洗い、うがいをする(目は、流水の中でパチパチまばたきをして洗うと効果的です)。
関西第三支店 I