株式会社ミック

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2019/1の情報発信ブログのブログ

和菓子はくすり、心の栄養

寒くなると甘いものが恋しくなります。

冷えて疲れた身体には一口の甘いものが活力を取り戻してくれます。

どらやき、もなか、ようかん・・・みなさんは何がお好みですか。

今回は奥が深い和菓子のお話です。

  

奈良時代、砂糖は薬の目録「種々薬帖」に記され、薬として扱われていました。

「口にすると疲れがとれてシャキッとし、元気を蘇らせる」と認識されていたのでしょう。

上流階級の人たちだけのものだった砂糖を使った和菓子は茶道とともに発展し、やがて人々の間にも広まってゆきました。

和菓子の原材料は砂糖、お米の粉、小豆など自然のものばかり、

そして和菓子職人は日本の四季折々のうつり変わりや花鳥風月をモチーフとして和菓子を創作します。

そんな和菓子は、今では「ユニークなのにナチュラルな甘み」の日本のお菓子として世界に誇れる食文化として評価されています。

 

和菓子屋さんに並ぶお菓子は色とりどりで目移りしてしまいますが、大きく分けて2種類あるということをご存知ですか。

ひとつは季節の訪れとともにつくられる和菓子―年中行事との結びつきが強く、健康や家族の幸せを願う意味が込められたものです。

お正月の花びら餅や端午の節句の柏餅などです。

もうひとつは「ねりきり」や「こなし」などの餡の加工品を用いて形や色で季節を表現するものです。

職人の個性やつけられた菓銘を楽しむことができます。

和菓子はその栄養的な面においても注目されています。

特に主原料の小豆は栄養価が高く、

良質のたんぱく質、豊富なビタミンB群とミネラル、赤ワインよりも豊富なポリフェノールを含みます。

小豆を用いた和菓子は体のさびを防ぎ、生活習慣病の予防に役立つ優れた機能性食品といえるそうです。

また、美味しいという満足の他に、和菓子の菓銘について会話が弾んだり、旅先で由来となった場所を訪れて歴史を感じたり、食べること以外の愉しみもあり、安らぎや団らんにつながることから「心の栄養」になるともいえそうです。

(参考文献:広田千悦子著『福を呼び込む 和のならわし』・和食文化国民会議監修『和菓子と日本茶』)

 

甘いものが欲しくなったとき、時々和菓子屋さんをのぞいてみてください、

一個の和菓子を味わいながら、心満たされるゆたかな時間を過ごせるかもしれません。

 

 

ワークステーション静岡 T

 

七草粥と七草爪

新しい年となりました。

今年も株式会社ミックとエムハート薬局をどうぞよろしくお願いいたします。

みなさん、お正月はゆっくり過ごされたでしょうか。

今日1月7日は無病息災を願い七草粥をいただく人日の節句です。

人日の節句は中国から伝来した五節句のひとつですが、

もともと日本にあった「若菜摘み」という風習と融合してこの七草粥の習慣が生まれたということです。

「若菜摘み」とは、雪や枯れ草の間から芽を出す若芽を摘んで歩くという、なんとも美しい光景を想像させる行事です。有名な百人一首の句、

「君がため 春の野に出でて 若菜摘む 我が衣手に雪は降りつつ」(光孝天皇)

も、歌の作者が大切な人の長寿を願って春の野草を贈った時に添えた歌だそうです。

〈春の七草〉

七草粥に入れる春の七草は、現代では栽培されたものを買わなければ七つすべてを手に入れることはできません。なぜなら明治時代にそれまで使っていた暦を変えたため時期が早すぎてまだ芽を出さない草もあるからです。

ただ、七草が揃わなくても「若菜摘み」に意識をあわせて、その時期に生えている食べられる芽で準備すればよいのだそうです。

1月15日の小正月にいただく小豆粥もそうですが、ごちそう続きの胃を休め、デトックス効果もあるこのお粥をいただく風習は、現代人の身体にとっても良いものだと思います。

また「七草爪」という、七草粥に使う草をひたした水に爪をつけてやわらかくし、今年初めて爪切りをする行事もあるそうです。これも無病息災の力があります。

(参考文献:広田千悦子著『福を呼び込む和のならわし』)

 

新しい年に新しいきもちで仕事や勉強に向かう、

そんなきっかけや切替えに、こういった風習を生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

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