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江戸の薬種屋のはなし

江戸時代、各地で売薬業がさかんになり、旅の土産には各地の名薬が人気であったといいます。

薬種問屋は、薬のもとになる木の根や皮などを混ぜ合わせた生薬(きぐすり)を、たくさん引き出しのついた百目だんすに保管し、患者さんの症状にあわせて調合したのだそうです。

←百目だんすと石うす、薬研

当時は秤を使わずに薬さじで計量していた店もあり、「さじ加減」という言葉が生まれたとか。

現在の薬局では、電子秤りを使用して誤差の無い計量を行っていますが、こんなところに先人の知恵が引き継がれていることがわかります。

 

また、薬草を研究する本草学者たちも活躍し、世に知られていない薬物を出品した展覧会(今でいう展示会)は、本草学者たちの情報交換の場であるとともに、庶民にとって娯楽的な催しでもあったようです。

 

当時の人気の薬をいくつかご紹介しますと・・・。

ウルユス:体の中の毒を出し、胃腸の働きを整える薬で、胃を「空にす」ることから命名されました

神効丸(じんこうがん):下腹の痛みや熱をとる薬、効き目がありそうな名前です

他にも、もの覚えがよくなる「読書丸」や、お酒がきらいになる「酒禁丸」など、ユニークな薬が人々の間で流行していたようです。

 

お江戸の薬局事情もなかなか興味深いものです。

 

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