静岡事務所の近所には「伝馬町(てんまちょう)」という町があります。
「伝馬」とは、古くから東海道の宿と宿の間の旅客・貨物の輸送を行った馬のことで、
幕府の命じる交通・通信業務を行う「伝馬役」が住む町を
「伝馬町」と名付けたのだそうです。
家康公ゆかりの駿府城下らしい地名です。
伝馬町の商店街通りにはペガサスで飾られた街灯がみられます。
はじめて見たときは「なぜペガサスなのだろう」と不思議だったのですが、
どうやら「てんま」→「天馬」という発想で町のシンボルになったようです。
古い歴史がありながらも、
空を駆ける天馬のような、外に開かれた自由な気風が感じられて、
お気に入りの通りです。
いつも何気なく歩いている通りや景色には
小さな発見や楽しみが隠れているものです。
ちなみに、静岡事務所のある「栄町」は、
(鉄道沿線にあるので)鉄道と共に繁栄しますように、という願いを込めて
命名されたということです。
静岡事務所