今回はTさんの仕事環境の工夫を見ていきたいと思います。
Tさんは聴覚の過敏さとともに、視覚の過敏さも持っているので、
通常の仕事環境では集中することが難しいようです。
Tさんには視界を遮る工夫が必要です。
《仕事環境の工夫①》
PCを覆う形でデスクラックを置き、
ちょっとした個室空間を作っています。
これだけでもずいぶんと周りの視覚情報を遮ってくれるので、集中力が持続できます。
また、視覚情報の取捨選択が難しく、すべての情報を均等に受け取ってしまうので、
なるたけ目に入ってくるものを減らすことを心がけているそうです。
机の上は使わないものを置かない、
PCのデスクトップはフォルダーを使ってまとめて整理する、など
Tさんにとってはかなり大切なことです。
机の上の状態と頭の中は近い状態だということです。
(「わたしたちの仕事道具⑧」へ続く)
CSR推進室